パターン別
スナックのスゝメ
ひとえにスナックをおすすめしても、年代によって楽しみ方は違うし、今や女性でもママに会いに行くのもよくある話。そこで、7つのパターンに分けてみた。ロンリーからカップルまでのスナックのスゝメ。
ひとり飲みをこよなく愛するあなた、スナックはいかがでしょう?1、2曲歌って締めるもよし、お気に入りの女性と最近思ったことを1つ2つ話すもよし。たまに、やたらと何かに詳しいお客さんとカウンタ ーでいっしょになり、情報交換などもする。グダグダになる前にさっと帰り、楽しさの余韻を残すあなたは、今宵もスマートなロンリーチャップリン。カクテルのある、今でいうとこのラウンジはいかが?
パターン①
スマートロンリー
・グダグダするのは好きではない
・雰囲気を愉しみたい
・今宵、小粋なおしゃべりで
故郷を遠くに、ふと気づくと東北・岩手県。思えば遠くに来たもんだ。ホームシックではないんだけど、とにかく実家を懐かしがるあなたは、ちょっとした手料理に弱い。そういうスナックあります。ママがみんなから「母ちゃん」と呼ばれているお店は、まさに実家。どことなく懐かしい感じがするのは、このママのお客を愛する気持ち所以からか。母ちゃん、僕は元気です。お店に行くと「おかえり」って言ってくれます。
パターン②
もう1 つの実家
・手料理が懐かしくうれしい
・母と近い年のママ
・僕は元気です。の確認
飲みに行く時は必ず歌う。そんなあなた、カラオケボックスにはない臨場感のある歌合戦に出場してはどうでしょう?そう、スナックです。気の知れた仲間と歌うのもいいけど、観客(という名のママやお客さん)もいるので、歌いがいもあり。知らない人とみんなで大合唱した時は、まさに武道館のサライかと思うほど。臨場感と一体感、今宵も歌合戦に出場だ。年配の常連さんが歌う演歌もあるし、特別枠でママの赤いスイートピーもあるぞ。
パターン③
歌合戦に出場
・カラオケで盛り上がりたい
・順番待ちも楽しい
・だれか俺の歌を聴いてくれ
我が半生を笑いに変える男。すべったことなどないこのトーク。とにかく笑わせるのが好きで、緩急をつけたこのトク、そして最近あった出来事をすぐに試したいあなた。まさにスナックはどうでしょう?聞き上手、笑い上戸のままも多々いるけれど、日頃から話しているだけあって、話がめっちゃ面白い強者のママも。そのママの話、どうか自分のものにしてください。
パターン④
すべらない男
・すべらない話をもっている
・人を笑わせるのが好き
・ツッコミは任せとけ!
職場の同僚、高校の同級生、とにかく団体で楽しく飲みたいあなたたちを、スナックへと誘いたい。スナックには4~6人座れるボックスという席があり、ここでボトルをひと瓶開けるといい。タイミングが合えば、お店のスタッフが総力戦で迎え打つことも。盛り上がらないわけがない。そして、出前を取ればいい。楽しくやればいい。若いんだから惜しみなく笑えばいい。あとは野となり、花が咲き、オッサンになればいい。
パターン⑤
団体戦
・団体で盛り上がりたい
・みんなで出前をとりたい
・カラオケは合いの手必須
もしもこの街のあの頃を知りたいなら、馴染みの客が通いそうな飲食店に行き、あの頃から営業しているスナックを教えてもらうといい 。きっとあの頃の話が聞けるだろう。あの頃は大変だったけど、いい思い出が多いという。今でもあの頃を思い出すけど、戻りたいわけではないという。そして、あの頃の自分に言いたいことがあるという。ママにはあの頃があり、誰にでもあの頃がある。果たしてどの頃かはわからないが、あの頃の話をしに。
パターン⑥
あの頃探訪
・この地のあの頃を知りたい
・どんなあの頃でも好きだ
・今変わらないことを大切に
不思議に思うことがある。どうして、スナックは男性客が多いのだろう。もちろんあの理由しかないのだろうけど、恋人と行ってもいいと思うのだ。恋人と仲良くボトルを入れ、カウンターに並んでママとおしゃべり。なかなか楽しいかも知れない。よく年配のご夫婦がスナックに来ているのを聞いたことがある。ご主人が常連で奥様も一緒に来るようになったという。ほっこりするお話だ。恋人とスナック。いつかの楽しみを今から。
パターン⑦
恋人とスナック
・恋人を連れて行きたい
・僕のママを紹介したい
・スナックごっこしよう